【愛知】 不完全である勇気をもとう 就労支援| NPO法人パンドラの会
2023/05/01
こんにちは、パンドラの会の坂口です。
世界初の児童相談所を開いた心理学者アドラーは『幸せとは共同体感覚を持つことである』と言いました。その共同体感覚とは「自己受容、他者信頼、所属感、貢献感」の4つと言われています。
その1つの自己受容とは「自己肯定感」と同じ意味です。みなさんは、自己肯定感が高い人と聞くとどんなイメージを持たれますか?「いつも前向きな人」「自信に満ち溢れている人」でしょうか。
実は少し意味が違います。自己肯定感とは、「自分の理想と比べ、今の自分はまだまだ届かないけれど、そこそこ頑張っている」や「欠点もあるけれど、それも大切な自分の一部」等、今の自分を受け入れられることです。それをアドラーは「不完全である勇気」と言いました。
それは正しい劣等感?
そうは言っても、どうしても人と比べ劣等感を感じる。ダメな自分を受け入れられない…という方も多いかもしれません。 そう、人と比べてしまうのは当たり前のこと。しかし、そこには極端な考え方や思い込みが隠れているかもしれません。その1つに、物事を0か100かで極端に考え、完璧主義に陥ってしまうリスクがある「白黒思考」があります。
白黒思考から抜け出してみよう
ここに興味深い調査の話しがあります※注1
「人前で話すのが得意ですか?」との調査に、得意18%、苦手82%との結果が出たそうです。
6ヶ月後に同じ質問を行った、ただし選択肢は「得意」「普通」「苦手」としました。すると得意9%、苦手67%、普通24%との結果に。
「苦手」か「得意」かの白黒思考だと、ネガティブ思考の傾向の人はすぐ苦手を選択しがち。しかし「普通」の選択肢を入れるだけで苦手な人の15%が「普通かな」と思えました。一方、得意な人は半分に減りました。本当に人前で話すのが得意な人はわずか1割にも満たない。実は人前で話すのが苦手な人が多数派。見方や捉え方を変えるだけで、人と比べダメだなと悩むことが思い込みだと気づくことが出来ます。
※注1:『言語化の魔力』樺沢紫苑 著より
完璧であることを求めすぎるのは現実的ではありません。今の自分は目標に向かって自分なりの努力をしている。ダメな自分の部分も認める=「不完全である勇気」をもつことが出来ると、他人の不完全さも認めることが出来ます。それが他者信頼など共同体感覚を育む一歩になると思います。
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