【刈谷・アルムナイ開催報告】「依存は回復の始まり」〜真の自立とは依存先を増やすこと〜|就労移行支援ピボットパンドラ
2026/10/25
おはようございます。パンドラの会の坂口です。
昨日は、毎月1回土曜日に開催しているピボットパンドラの卒業生の会「ピボットアルムナイ」。 今回はあるOBの方からのリクエストで、「依存」をテーマにみんなで楽しく学び合いました。
きっかけは、僕が「これ面白いよ!」とお勧めした一冊の本でした。松本俊彦さんと横道誠さんによる『酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話』です。この表紙に書かれている「依存は回復の始まり。」という言葉が、その方の心に強く残ったとのこと。「これまで自立するには依存してはいけないと周りに言われ続けてきたからこそ、ぜひみんなで学びたい!」という熱い想いから今回のテーマが決まりました。

本日の勉強会では、依存を「意志の弱さ」や「快楽を求めている」ものとする従来の常識から視点を変え、耐えがたい苦痛や孤立を麻痺させるための「鎮痛剤(自己治療)」であるという見方を共有しました。依存は問題の「原因」ではなく、背景にあるSOSに気づくチャンスであること。
そして、ただ依存先を奪うのではなく、人や居場所、コミュニティといった「安全で複数の依存先へと分散させる」こと、つまり「依存先を増やすこと」こそが真の自立であるという本質に触れました。
参加された皆さんからは、非常に深い気づきの言葉をいただきました。

「依存は悪いものだ、自分は依存しないようにと気を張ってきました。でも依存してきて生き残った自分がいる、今があると思うと悪いことではないと思えました」
「今、昔に比べやりたい行動ができているのは、気づかないうちに自分の依存先が増えたんだなと分かりました」
「パンドラに出会って、今はアルムナイ含め自分の居場所が増えて、一点集中の依存にならない練習にもなっていると思います。ありがとうございます」
自分自身を守るための手段を否定せず、パンドラという場を通じて新しい安全なつながりを少しずつ増やしていく。皆さんの感想から、そのプロセス自体がまさに「回復」の歩みそのものなのだと改めて感じさせられました。

さて、来月5月のアルムナイも、孤立しない生き方のヒントとして東畑開人さんの『聞く技術 聞いてもらう技術』をテーマに据えます。専門的な耳を傾ける「聴く」ではなく、日常の中にある「聞く」の復権と、その持つ深い力と、その大切さについて。
また来月も、皆さんと一緒に楽しく学べる時間を心待ちにしています。
【”自立とは依存先を増やすこと”にご興味を持たれた あなたへ まずは見学・体験から】
「今、『見学に行ってみたいけど、不安だな……』と感じているあなたへ。その不安は、あなたが自分自身の未来を、とても大切に思っている証拠です。不安モンスターを助手席に乗せたまま、一度ピボットの扉を叩いてみませんか? 私、坂口がゆっくりお話を伺います。お気軽にご連絡ください。こころよりお待ちしております。」
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