【愛知・刈谷】パンドラ通信109号から「世界が「敵」に見えるとき、そばにいて欲しい人」|認定NPO法人パンドラの会
2026/04/29
おはようございます。パンドラの会の坂口です。
今日は、最新の「パンドラ通信109号」が完成しましたので、みなさまにお届けします。
その中から、私の巻頭言「理事長からのメッセージ」をご紹介します。

「世界が「敵」に見えるとき、そばにいて欲しい人
あけましておめでとうございます、という挨拶から早くも数ヶ月が経ち、木々の緑が目に眩しい季節 となりました。新年度の慌ただしさの中で、皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日、あるご利用者から、ハッとさせられる質問を受けました。
「坂口さん、仲間だと思える人って、 一体どんな人なんでしょう?」
彼女はこれまで、想像を絶するような辛い経験を重ねてこられてきました。その痛みから自分を守 るために、「周りはみんな敵だ」と、心を固く閉ざして生きてきた時期が長くあったそうです。 実際、私たちに相談で訪れる方の多くが、同じような孤独を抱えていらっしゃいます。私の肌感覚 では、半数以上の方が「誰も信じられない」「世界は敵ばかりだ」という、ヒリヒリするような感覚の中 にいます。
そんな彼女が、出会って半年以上を過ぎ、少しずつ対話を重ねる中で、「坂口さんは敵ではない かもしれません…」と気持ちを言葉で伝えてくれました。その勇気に心からの感謝の気持ちが湧きま した。
そして、その一歩があったからこそ、彼女は「では、その先にある『仲間』とは何なのか?」を 知りたいと願われたのだと思います。
ただただ、あなたの話を聴いてくれる人
それに対し「ただただ、あなたの話を聴いてくれ る人。それが、本当の意味での『仲間』ではないでしょうか…私の一意見ですけどね」と答えま した。
私たちはつい、「それはあなたが悪い」「こうすれば解決する」と、正論という名の武器で相手を裁 いてしまいがちです。しかし、心が折れそうな時に本当に必要なのは、アドバイスでも評価でもあり ません。自分の放った言葉が、そのままの形で相手に届き、静かに受け止められる。その安心感こそが、凍りついた心を溶かすのだと思うのです。
私たちが提唱している「ニューロダイバーシティ(脳の多様性)」の考え方も、根底にあるのは、この 「ジャッジしない」姿勢です 。100 人いれば 100 通りの感じ方があり、どれが「正解」ということもあり ません 。誰かが決めた「正しさ」に囚われ悩む必要なんてありません。
もし今、あなたが「自分を理解してくれる人なんていない」「周りはみんな敵だ」と、一人で震えているとしたら。どうか、パンドラの扉を叩いてみてください。
ここには、あなたの「正しさ」を測る物差しはありません。ただ、あなたがあなたとして、そこにいることを大切に思い、耳を傾ける仲間がいます。
新年度、一人ひとりが自分の「特性」という種を、安心して芽吹かせることができる場所を、今年も皆 様と共に作っていきたいと思います 。
理事長 坂口伊久磨
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